11年目のエノクプロジェクト

2009年に始まったエノクプロジェクト。

2016年の熊本被災地募金のためのアートカフェを最後に約3年の休止期間がありましたが、今年新たなスタートを切ることになりました。

ホームページもリニューアル。

新体制でのスタートです。

 

11年目のエノクプロジェクトは、変化の年になりそうです。

これまでの活動を振り返ってみると、作品展が6回、アートカフェが2回、そのほかにバザーなどもやりました。

出会いがあり、別れもあり、多くの人に支えられてきたエノクプロジェクト。

これまで一緒に活動してくださった人たち、助けてくださった方々に、この場を借りて心よりお礼を申し上げます。

そして、引き続き温かく見守ってくださいますよう、改めてお願い申し上げます。

 

私たちエノクプロジェクトは基本的にアートをやっている人たちの集まりだったので、組織の運営がけっこう苦手でした。

しかしありがたいことに、プロジェクトの立ち上げから今まで、絶妙なタイミングで運営を引っ張ってくれるメンバーや協力者が現れてここまで続けることができました。

プロジェクトの頭(かしら)であるイエス・キリストが、ここまで導いてくださったのだと思います。

 

さて、エノクプロジェクトの名前の由来である「エノク」について、もう一度考えてみたいと思います。

旧約聖書の創世記5章に登場するエノクさんは、人類の始祖であるアダムから数えて7代目の子孫です。

そして、聖書に「死んだ」と記録されていないため、死ななかった人物として有名です(←クリスチャンの中では)。

それで、エノクと言えば「死ななかった」ということに関心が行きがちなのですが、本当に大切なのはそこではないと思うのです。

 

聖書にはこう書いてあります。

エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。

本当に大切なのは、エノクが神と共に歩んだという事実ではないでしょうか。

エノクプロジェクトという名前には、「神と共に歩む作品づくりになるように」という願いが込められています。

そして作品制作全体のテーマである「世が変わっても変わらないもの」「決して変わらない価値」というのは、神と共に歩んだ作品づくりの結果として表現できるものだと思います。

 

ここでもう一つ、忘れてはいけない大切なことがあります。

実はエノクという人物は、聖書にもう一人いるのです。

創世記4章に出てくる、カインの息子エノク。

カインはアダムの長男ですが、主(神)の前を去って「さすらいの地」に住みました。

そして自分自身の町を建て、その町の名前を息子にちなんで「エノク」と名付けたのです。

 

そう。

もう一人のエノクというのは、「神と共に歩んだエノク」とは正反対とも言える、「自分の町を建てたエノク」なのです。

私たちエノクプロジェクトはどちらの「エノク」になるのか。

 

神と共に歩む作品づくりになるのか。

自分で作る作品づくりになるのか。

 

芸術というのは、人間の能力を誇示する手段になり得ます。

世の中の栄誉と直結することもあります。

神から離れて自分の町を建てるという誘惑が、いたるところに転がっている世界。

それが芸術の世界です。

 

エノクプロジェクトという名前がいつまでも良い意味で残るように、神と共に歩む私たちでありたいと願います。

再始動後のエノクプロジェクトも、どうぞよろしくお願いいたします。